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大気・水資源・土壌保全

毎年2%の水削減が目標

ジヤトコは工場での生産に伴う水使用量を把握し、削減への取り組みを進めています。親会社である日産自動車株式会社が策定した「ニッサン・グリーンプログラム」に則り、地球規模の水枯渇対策として2014年度から本格的に水使用量の削減に取り組んでいます。毎年2%削減することを目標に置き、2024年度は2014年度比42.7%の削減を実現しました。

水使用量

高水準の浄化を継続的に維持

排水にあたっては国や市町村の基準を遵守するのはもちろん、それ以上に厳しい社内基準を設けて浄化を実施しています。各地区の特徴に応じて、活性炭吸着法、限外ろ過法、高速凝集沈殿法、接触酸化法、砂ろ過、加圧浮上などの施設を組み合わせることで、高水準の浄化を継続的に維持しています。
また、国内の各事業所では水道の蛇口に節水バルブを取り付け、水使用量削減に取り組んでいます。

水処理設備

富士山湧水クールファン

富士山麓に位置する富士第1地区工場は敷地内に湧水がわいています。従来は排水溝から放流していましたが、湧水の温度が1年中15-17℃を維持するため、工場内の冷風装置を経由し、天然のクーラーとして活用しています。

工場の廃液を削減

工場やオフィスから排出される汚水は、社内の水処理施設に送られ安全な水に処理してから河川に放流しています。しかし、油分や堆積物の多い濃廃液や離型剤廃液は水処理施設で安全な水質に処理できないため、廃棄物として外部で処理していました。そこで使用薬剤や浄化方法の見直しを繰り返し行い、濃廃液と離型剤廃液の社内での処理が可能となりました。

冷却水循環装置の導入で排水を再利用

ジヤトコでは、生産設備の冷却や洗浄・切削油の希釈に使用している水の浄化のため、冷却水循環装置を導入し、排水の再利用を推進しています。

鋳造設備の冷却水循環装置

持続可能な水資源の大切さを学ぶ

一般公開しているジヤトコ工場見学では、排水浄化の重要性や仕組みについて子供たちに学んでもらう場を設けています。実際のデモンストレーションを交えながら、子供たちの学びを深め、若い世代に持続可能な環境についての理解を促し、環境保護意識を育てることを目指しています。

小学生向け工場見学での実験の様子

安全・安心に配慮した汚水の輸送方法

ジヤトコでは汚水の発生を減らすとともに、発生した汚水を処理施設へと輸送する際にも安全性に配慮しています。部品を洗浄する設備には、水の汚れを取り除き、繰り返し再使用可能な工夫が施されており、数ヵ月使用した後にローリー車で処理施設へと輸送しています。
また、地中に埋設された配管や側溝で汚れた水を処理施設に送る方法は経年変化の影響を受けやすく、信頼性に問題があると考え、従業員の目が行き届く地上に露出した配管などで処理施設まで運ぶ方法へと改善を進めています。

廃棄物専用運搬車両による処理施設への運搬

化学物質の管理活動

揮発性有機化合物の管理

揮発性有機化合物(VOC)対策は、一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)の行動計画に基づき、2010年度までに全VOC排出量を30%削減(2000年度比)することを目標とした活動を実施しました。その結果、2006年度までに98%削減することができ、2010年度には99%を達成、2024年度も99%を削減しました。

2024年度の VOC排出量

(2000年度比)

土壌汚染・地下水汚染対策

土壌・地下水汚染対策として、有機塩素系溶剤の使用を全廃し、現在は過去の有機塩素系溶剤の使用履歴と環境への影響をモニタリングしています。

有害大気汚染3物質の削減

有害大気汚染3物質*1の排出量については、 2006年度に100%削減を達成し、 2024年度も維持しています。

2024年度の有害大気汚染3物質排出量

(2000年度比)

PRTR*2対象物質の管理

ジヤトコが取り扱う、PRTR 対象化学物質の国内生産拠点合計の排出量と移動量は下表の通りです。加工工程の洗浄液の常温化や、組立工程の洗浄液を湯洗浄化により、PRTR対象物質含有の使用量は年々減っています。

区分 科学物質名 取扱量 排出量 移動量
大気 水質 土壌
特定
第一種
ダイオキシン 0 21.3 0 0 0
ベンゼン 0 1 0 0 0
第一種 エチルベンゼン 0 0.5 0 0 0
キシレン 22,007 8.6 0 0 0
トリメチルベンゼン 40,012 8.8 0 0 0
ノルマル-ヘキサン 0 28 0 0 0
トルエン 5,100 100 0 0 0
単位: kg(ダイオキシン類はmg-TEQ/Nm3
  • 1 有害大気汚染3物質:ジクロロメタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン
  • 2 PRTR:Pollutant Release and Transfer Registerの略。特定化学物質の環境への排出量の把握 および管理の改善の促進に関する法律

PRTR対象物質総取扱い量(t)


大気汚染軽減の取組み

ジヤトコでは熱処理連続炉へのリジェネバーナー採用を進めております。リジェネバーナーは、燃焼過程で発生する熱エネルギーを効率良く回収し、再利用する装置です。この技術を連続炉へ取り込むことで、エネルギーの消費を抑えるだけでなく、排出される煙やガスの温度を下げ、結果として有害物質の排出量を減少させることができます。私たちは、環境保護と経済成長を両立させるため、今後も持続可能な技術の社内推進を進めて参ります。

(2000年度比)