クルマの頭脳「トランスミッション」が、クルマの走りを制御する。
トランスミッションは、エンジンで作られたパワーをタイヤに伝える役割を担っています。 このとき、ただパワーを伝えるだけではありません。例えば発進時や上り坂では、大きな駆動力を作り出し、クルマを加速させます。一方、高速道路のように加減速がなく、一定速度で走行する場合は、小さな駆動力に制御します。 このように、ドライバ―の操作や走行シーンに応じてエンジンのパワーを最適な形に変換してタイヤに伝えるのがトランスミッションの役割です。
トランスミッションには、自動的に変速するオートマチックトランスミッションと、ドライバーの操作で変速するマニュアルトランスミッションがあります。 この中でも、ジヤトコはオートマチックトランスミッションの専門メーカーとして、50年以上の歴史を持っています。 オートマチックトランスミッション最大の特徴は、頭脳のように考えること。 ドライバーの操作や自動車の走行条件を瞬時に判断し、自動的に最適なギアを選択することで、優れた運転性能と燃費性能を実現しています。まさに、人間の頭脳のように、考えるトランスミッション、それがオートマチックトランスミッションなのです。
CVT
世界で唯一、軽自動車から3.5Lクラスの大型車までをラインナップし、グローバル市場でトップシェアを誇っています。
オートマチックトランスミッションの中でも、ベルトとプーリーで無段階に変速するCVT。
変速ショックのないフレキシブルな変速が特徴で、
ドライバーのアクセル操作にレスポンス良く反応して変速したり、エンジンの効率の良い領域を使って変速することができるなど
優れた運転性能と燃費性能を両立できるトランスミッションです。
CVT 変速のしくみHOW CVT GEAR SHIFTING WORKS
ベルトCVT(無段変速機)の構造や変速のしくみから、従来の有段オートマチック・トランスミッションとの違いを分かりやすくお伝えします。
ステップAT
ステップATにおいても、燃費性能・動力性能の向上を目指した研究を続けています。
CVTの普及が進む一方、世界規模ではまだ多くのステップAT車が使われています。ジヤトコはステップATの多段化・ワイドレンジ化、軽量化、制御技術の改良など、さまざまな側面から、ステップATの動力性能、環境性能の向上を目指した研究を進めています。
ハイブリッド車用トランスミッション
ハイブリッド車の特長を最大限に活かせる商品を自動車メーカーと協力して開発しています。
ジヤトコは長年培った高度なクラッチ制御技術を駆使し、次世代の自動車づくりの 先鞭となるハイブリッド車用トランスミッションを、自動車メーカーとともに開発。長年培ったクラッチ制御技術を駆使し、効率的なエネルギー回生やモーター走行を実現するとともに、燃費性能・動力性能を高次元で両立させました。