コンセプト
3Rとは、循環型社会を構築するためのキーワードとなるReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)という3つの英単語の頭文字を表したものです。
ジヤトコでは特に製品を長く使って頂けるように設計開発することで廃棄物を減らし(Reduce)、市場から回収された製品の中からまだ使える部品は再生利用し(Reuse)、再生可能な材料を活用して新たな資源として再生すること(Recycle)に取り組むことで循環型社会の実現に取り組んでいます。
廃棄物は2050年までに50%削減
ジヤトコは2050年までに生産台数当たりの産廃物排出量の50%(2016年比)削減を目指します。
当社の取り組み例
工場の廃液を削減
工場やオフィスから排出される汚水は、社内の水処理施設に送られ安全な水に処理してから河川に放流しています。しかし、油分や堆積物の多い廃液や離型剤廃液は水処理施設で安全な水質に処理できないため、廃棄物として外部で処理していました。
そこで使用薬剤や浄化方法の見直しを繰り返し行い、廃液処理を可能とし、油分や蓄積物の多い廃液と離型剤廃液の廃棄物量を70%削減しました。
型直彫り化による環境負荷の軽減
ジヤトコで行っているダイキャストや鍛造で使用している型は形状が複雑なため、従来は放電加工を用いて製作していましたが、現在はマシニングセンターで直接加工する直彫り化を推進。加工プログラムや切削条件の改善による加工時間短縮で廃棄物も大幅に削減できました。
輸送・梱包資材の改善
トラック台数削減につながる積載率向上対策として、購入部品の納入荷姿の改善を行っています。
また、従来、商品の移動・保管に使用している樹脂製容器や商品保護のために使っている樹脂製緩衝材類は、劣化や商品の変化により使えなくなった場合、産業廃棄物として処分してきましたが、ジヤトコでは2004年以降、ほかの商品への再利用を開始。また、樹脂製品製作会社にも協力いただき、原料としてリサイクルするなど、廃棄量の削減を進めています。
リマニュファクチャリング体制
ジヤトコでは1989年からCVT・ATユニットのリユース事業に取り組みリマニュファクチャリングの技術開発を進めてきました。リマニュファクチャリング(リマン)とは、従来使用済み品として廃棄されていた当社製のCVT・ATユニットを自動車ディーラーの整備工場から回収し、分解調査、部品洗浄、部品検査、部品交換、組立、性能テストを行い、リユース品でありながら新品とかわらない品質のアフターセールス部品として、自動車ユーザーの皆さまへお求めやすい価格で提供するシステムです。
特に点検基準設定においては、改善のPDCAを回すことにより再利用部品の拡大を図り、省資源、省エネルギー化を進める事でCO2削減に寄与し、地球温暖化防止に貢献してきました。さらにリユース品独自の点検項目を追加し、新品の量産品と同等の性能テストで性能確認を実施することで、新品と同等の品質を保証しています。
またリユースしやすい部品設計、修理しやすい構造設計にも取り組み、市場から回収したCVT・ATユニットの再利用率の向上にも取り組んでいます。さらに、市場から回収した部品を細かく調査し商品開発へフィードバックすることで、商品の更なる品質向上を行っています。
この活動が環境資源の効率的な利用に大きく貢献していると評価され、2017年度
資源循環技術・システム表彰(主催:一般社団法人産業環境管理協会、後援:経済産業省)において、経済産業省産業技術環境局長賞を受賞しました。
現在リマン事業拠点は、日本(日本、欧州向等)、メキシコ(北米向)に加え、中国では現地修理会社と提携するなどグローバルで3R活動向上に取り組んでいます。
今後はグローバルに拠点を拡大し、より高いレベルで地球環境保護に貢献していきます。
