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ニュースリリース

ジヤトコと韓国MYVELO社が電動アシスト自転車用ドライブユニットの供給に関するMOUを締結

ジヤトコ株式会社(本社:静岡県富士市、社長:佐藤 朋由、以下ジヤトコ)と韓国の自転車メーカーMYVELO Co., Ltd.(本社:韓国順天市、以下マイベロ)は3月4日、電動アシスト自転車用ドライブユニットの開発・生産・供給を目指した両社の協業と試作品供給に関するMOU(覚書)を締結しました。ジヤトコは3月より評価・認証などのために50台の試作ユニットをマイベロに順次供給し、マイベロの競争力のある電動自転車の開発・生産・供給に貢献します。

3月4日、MOU締結式の様子
(左:ジヤトコ株式会社 小川英二常務、右:MYVELO社 崔 允豪社長)

ジヤトコは、自動車のトランスミッションメーカーとして、これまでに1億2,500万台以上のオートマチックトランスミッション(ATおよびCVT)を送り出してきました。クルマの電動化に伴い、e-Axleなどの電動パワートレインを市場に供給する計画です。今回、自動車の電動パワートレインの技術を活かし、電動アシスト自転車用にモーターと変速機を一体にした2-in-1のドライブユニットを開発、韓国のマイベロとMOUを締結し、2024年3月より50台の検証用ユニットをマイベロに供給します。マイベロはそれらのユニットの評価を行います。なお、このユニットを搭載した電動アシスト自転車は、今年7月にドイツで行われる予定の「EUROBIKE 2024」に展示される予定です。

今回のMOU締結にあたり、ジヤトコのコーポレート事業推進部門の部門長で常務の小川英二は「マイベロは電動アシスト自転車において韓国のトップメーカーの1つであるだけでなく、欧米でも高い販売実績を持つグローバル企業です。マイベロとのビジネスは、当社の新しい挑戦である自転車用ドライブユニットを広く世の中に認知してもらえるチャンスであり、ビジネスのさらなる拡大にも期待しています。」と話し、マイベロ社長の崔 允豪(チェ ユンホ)は「ジヤトコのドライブユニットはモーターと変速機が一体となった世界初の2-in-1システムであり、シンプルなレイアウトが実現できます。また、自動車のトランスミッションで磨かれた高い品質にも期待しています。」と述べました。

マイベロ(MYVELO Co., Ltd.):本社は韓国順天市。2015年設立。電動アシスト自転車、電動車いすなどの製造、販売を行う。韓国での販売のほか、米国とドイツに販売法人を持ち、北米、南米、欧州での販売も行う。2023年、K-PopグループのBTSモデルの電動アシスト自転車を発表、販売を始めた。