ニュースリリース
ジヤトコ、スペイン事務所を開設
自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコ株式会社(社長代行:本田聖二、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円、以下 ジヤトコ)は、ジヤトコフランス スペイン事務所(以下JF スペイン事務所)の開所式を5月12日に実施しました。
JF スペイン事務所は、バルセロナに位置するNissan Technical Center Europeの敷地内にオフィスを構え、欧州における日産のCVTプロジェクトの実験業務、および品質業務を担当します。人員は4名です。同事務所の開設により、主要顧客である日産自動車と、開発・実験業務の分野で連携を強化し、欧州市場のニーズに、よりきめ細かく対応して参ります。
現在欧州市場では、日産車を中心とした16車種に、ジヤトコ製CVTが採用されています。2014年1月には、欧州で人気のあるディーゼルエンジンとCVTを初めて組み合わせた日産キャシュカイが発売され、好評を博しています。
ジヤトコは1999年に設立(1943年に創業)。2012年度の生産台数年間490万台、売上高5925億円のトランスミッション専業メーカーで、2013年のCVT市場に占める同社のグローバルシェアは49%です。同社は2018年度までに売上高1兆円の達成を目指しており、その時点での海外:国内生産比率は2011年の2:8から、7:3となる見込みです。欧州でのビジネス拡大は、その重要な一翼を担うものです。