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ニュースリリース

CVTのトップメーカー ジヤトコ、北京モーターショー2016に初出展

CVT(Continuously Variable Transmission:無段変速機)のグローバルトップシェアメーカー ジヤトコ株式会社(社長:中塚晃章、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円)は、4月25日に開幕した、第14回北京モーターショー2016(Auto China 2016)に、初出展しました。

ジヤトコブースでの社長 中塚晃章

ジヤトコブースでは、昨年中国市場で発売された日産自動車の「LANNIA」(ラニア)に搭載されている「Jatco CVT7 W/R*」をはじめ、同社のCVTグローバル販売台数の90%を占める「Jatco CVT7」「Jatco CVT8」「Jatco CVT8 HYBRID」の主要ラインナップの他、ステップAT、ハイブリッド車用トランスミッション等のカットミッションを展示します。また、VR(バーチャルリアリティ)技術によりCVT走行を体験いただける、CVTバーチャルドライビングコーナーを設置。エンジンやモーターからの動力を最適な制御で伝達し、クルマの動力性能や燃費性能の実現に重要な役割を果たすCVTの走りを体験いただきます。  *W/R= Wide Range

社長の中塚晃章は、初出展にあたり、「ジヤトコは、長年培われた技術力と市場実績に裏付けられた、高い性能と品質のオートマチックトランスミッションで、中国のお客さまの満足を実現するとともに、中国のクルマ社会の発展に貢献していきたい」と述べています。

トランスミッションは、エンジンの動力を最適な形で伝達し、ドライバーの意図する走りを実現する装置です。エンジンが人間の心臓とすれば、トランスミッションは心臓の動きを調整する、人間の頭脳に相当するといえます。オートマチックトランスミッションは、主にステップAT、DCT、AMT、CVTの4つのタイプに分けられますが、なかでもCVTはベルトとプーリーによる無段階のフレクシブルな変速で、自由自在な走りの演出と優れた燃費性能の両方を実現し、日本だけではなく世界の市場で受け入れられています。

中国の2ペダル市場が拡大を続ける中、環境性能と動力性能にすぐれたCVTの需要も拡大しており、現在、中国市場における2ペダル車のうち、5台に1台がCVT搭載車です。また、CVTは、2015年に「外商投資産業指導目録」に登録されました。

ジヤトコは、中国において、2007年にジヤトコ広州(ジヤトコ(広州)自動変速機有限公司)を設立し、2009年から生産を開始しました。生産能力は年間約100万台で、現在、「Jatco CVT7 W/R」「Jatco CVT7」「Jatco CVT8」の主要ラインナップを生産しています。

Jatco CVT7 W/R

ジヤトコは、オートマチックトランスミッションの専門メーカーとして、数々の世界初の技術を商品化し、業界をリードしてきました。特にCVTの分野においては、軽自動車用から3.5リッタークラス車用までのフルラインナップを揃える唯一のメーカーで、2015年の全世界のCVT生産台数に占めるジヤトコのシェアは業界トップの41%でした。中国及び日本、メキシコ、タイの4か国でCVTを生産しています。2009年に軽・小型車用に市場投入した世界初の副変速機付CVT「Jatco CVT7」は、優れた動力性能と燃費性能から約920万台を販売するベストセラーとなり、今も需要が拡大しています。また、2016年3月末にはCVTの累計生産台数が、単一メーカーとして初めて3,000万台に達しました。

北京モーターショー2016 ジヤトコ出展概要
●小型FF車用「Jatco CVT7 W/R」(カットモデル)
●軽・小型FF車用「Jatco CVT7」(カットモデル)
●中・大型FF車用「Jatco CVT8」(カットモデル)
●中・大型FF車用「Jatco CVT8 HYBRID」(カットモデル)
●FRハイブリッド車用トランスミッション(カットモデル)
●小型FF車用4速AT
●中・大型FR車用5速AT
●CVTバーチャルドライビング(VR体験コーナー)
●CVT作動原理モデル