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国久 美樹子 インタビューイメージ

あらゆる部署の専門家とともに、会社の一大プロジェクトを動かしています。

社内での私の役割は、実際に手を動かしてものをつくるのではなく、プロジェクト全体を俯瞰して推進するまとめ役。現在は、社内の中核とも言える大プロジェクトの推進役を担当しています。5年先、10年先というゴールを目指して、最終的な納期に間に合わせるには各部門がいつまでにどう動けばいいのかを提示し、トラブルが発生したら即対応するのが私の仕事。あらゆる部署の専門家や、数百人という従業員が関わっているので責任は重大です。これまでのプロジェクト推進経験を活かしながら、いろいろな部署の人たちと関わることで、各部署の全容や、業界全体の情報などの知識を把握しています。プロジェクトがスムーズに進むよう取り組んでいます。

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あえて「任せる」ことで、
若手社員の成長を促しています。

自動車製造の上流から下流までの流れが理解できていないと、自分の理想と現実にギャップが生じてしまいます。その状態で目標や取り組みたいことができても、実現するのは難しいと思うんです。だから私は、プロジェクトメンバーが意見や課題を話し合う場を積極的に設けるようにしています。ファシリテーターを務めるのは、私たちのようなリーダー職ではない若手の社員。会議の中心人物としてさまざまな部署・立場の意見をまとめ、自らも発言する……直接話すことで部署間の連携が深まり、プロジェクトの全容や流れが把握できるようになります。すると、会社や仲間から求められていることや自分がやるべきことが明確になり、日々の業務でもより的確な意見やアイデアが出せるようになるんです。

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世界中の自動車メーカーが、
ジヤトコの製品を搭載している。

自動車の部品をつくる魅力は何かと聞かれることがありますが、やっぱり、「いろいろな自動車メーカーの製造に関われること」ですね。例えば、自動車メーカーで働くと、当たり前ですが自社製品にしか関わることができません。でもジヤトコなら、トランスミッションを通じて世界中の自動車メーカーの製造に関わることができるんです。日本はもちろん、ロシア、タイ、中国、メキシコ……世界中のメーカー車に自分たちのつくった製品が搭載されているって、凄いことだと思いませんか。仕事やプライベートで海外に行くと、必ずと言っていいほどジヤトコ製品を搭載した自動車を目にします。そのときに感じる感動は、世界トップシェアを誇るジヤトコだからこそ体験できるものですね。

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全員が主役として働けるからこそ、チームワークを大切にして欲しい。

トランスミッションは自動車に搭載されてはじめて「完成品」と言えるもの。製造して終わり、ではなく、エンジンと組み合わせるとどんな影響を与えるのか、車体に搭載されたらどんな動きをするかなど、自動車として完成したときのことまで考えられる「広い視野」を持って仕事に取り組んで欲しいですね。また、自動車の製造には本当にたくさんの人が関わっていますが、その全員が主要メンバーです。誰か一人が怠けたり、諦めてしまうと全体のクオリティに大きな影響を与えてしまいます。しかし全員が同じ目標を持って前向きに取り組めば、性能はどんどん磨かれていくんです。ジヤトコに必要なのは、みんなで一緒に頑張れる「チームワーク」を大切にできる人だと思います。

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どんなピンチも、仲間がいれば乗り越えられる。

以前、あるクライアントに製品を自主提案する機会がありました。会社の経営に関わる大きな提案でしたが、与えられた製作期間はあまりに短く、普通なら諦めてしまうほどの状況……。でも、そのピンチを聞きつけたあらゆる部署の社員が、試作品の製作に協力するために集まってくれたんです。「応援に来たぞ!」「頑張れ!」とどんどん人が増え、もう試作場が溢れるほどに。おかげで、信じられないほどのスピードとクオリティで試作品を完成することができたんです。無事クライアントにも試乗してもらえ、我々の提案製品の良さを実感していただき、期待以上の評価を得ました。あの経験は本当に奇跡的でしたね。みんなで協力すればどんな困難だって乗り越えられる。そう実感した出来事でした。