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2002年7月1日

日産自動車株式会社
                              三菱自動車工業株式会社
                                 ジヤトコ株式会社

「三菱自動車とジヤトコ・トランステクノロジーのAT/CVT事業統合」に関する契約を締結


日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)と三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区芝 社長:園部 孝)、及びジヤトコ・トランステクノロジー株式会社(本社:静岡県富士市今泉 社長:佐々木 健一)の三社は、本日、AT/CVT事業統合に関する契約を正式に締結した。

本件は、昨年10月に三社間で調印した契約交渉実施に関する基本合意書(MOU)に基づくもので、三菱自動車の京都製作所及び水島製作所で生産するAT/CVTに関する事業とジヤトコ・トランステクノロジーの事業を統合し、ジヤトコ・トランステクノロジーをよりグローバルな競争力を持つAT/CVT専業メーカーとすることを目的としている。これにより、ジヤトコ・トランステクノロジーは年間約330万基を生産する世界トップレベルのAT/CVTメーカーとなり、さらに数年以内にはその生産規模を400万基に広げ、グローバルプレーヤーとしてのさらなる発展を見込んでいる。

3社は今後、以下のステップで事業統合を進めていく。

●2002年4月1日
三菱自動車が商法の会社分割法制によりAT/CVT事業を分割し、同日付けで同社が100%子会社として新設するダイヤモンドマチック株式会社に、AT/CVT事業を引き継ぐ。
●2002年5月中旬(予定)
ジヤトコ・トランステクノロジーとダイヤモンドマチックとの間で、株式交換契約を締結。
●2002年7月上旬(予定)

ダイヤモンドマチックとジヤトコ・トランステクノロジーとの間で株式交換を実施。 株式交換比率は、ダイヤモンドマチック株1株につきジヤトコ・トランステクノロジー株1.31423株とする。

これにより、ダイヤモンドマチックはジヤトコ・トランステクノロジーの100%子会社となり、一方でジヤトコ・トランステクノロジーに対する出資比率は、日産自動車が約82%、三菱自動車が18%となる。

尚、ジヤトコ・トランステクノロジーとダイヤモンドマチックの両社は、2003年春に合併することを目標に最善の努力を行う。

以 上