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2001年10月4日

三菱自動車とのAT・CVT事業の統合について
〜将来、年産400万基を生産する世界最大級のAT・CVTメーカーへ〜

自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社(会長兼社長:佐々木健一、本社:静岡県富士市今泉)は、三菱自動車(社長:園部孝、本社:東京都港区芝)及び日産自動車(社長:カルロスゴーン、本社:東京都中央区銀座)との間で「三菱自動車と当社のAT・CVT事業統合に関する基本合意書」に調印いたしましたので、お知らせいたします。

なお、今後三社は、事業統合実現に向けての詳細な協議を行い、2002年3月末までに最終的な結論を出す予定です。

今回の基本合意は、当社にとって、生産規模拡大による原価低減や開発投資負担軽減、開発力強化、AT・CVT専業メーカーとしての商品ラインナップの充実などが見込まれ、国際的な競争力強化に向けて更に大きく前進するものとなります。

また、事業統合後は、数年内に年間400万基を生産する世界最大級のAT・CVTメーカーとなり、グローバルサプライヤーとして更なる発展が見込まれます。

近年、自動車メーカーは、環境対応に代表される様々な課題に対応するため、車両及びエンジン開発に資源を集中するようになっています。特にAT・CVTは、新商品開発に伴う開発費、設備投資等が大きく、自動車メーカー単独で内製するには、負担が大きいものとなっており、従来内製していたAT・CVTも、専業メーカーから調達することを視野に入れ始めています。

当社では、このような状況下、グローバルサプライヤーとして成長する機会と捉え、より多くの自動車メーカーの需要を集め、専門メーカーとして量産効果を図る路線を積極的に打出し、着実に成果をあげてきております。

今回の事業統合は、その大きなビジネスチャンスになると判断しております。

今回の事業統合の成功により、さらなる業容の拡大を図るとともに、グローバルサプライヤーとしてますます成長を図ることができるものと期待しております。

【基本合意の概要】
三菱自動車は、来年中頃までにAT・CVT事業を分社化し、これを当社と事業統合する。
三菱自動車が分社化するのは、京都工場、八木工場、水島工場で内製しているAT・CVT生産及び開発部門の予定。
三菱自動車は、事業統合時に当社の株主となる。
当社と三菱自動車は、長期的なパートナーシップを築いていく
(注1)AT… Automatic Transmission(自動変速機)
(注2)CVT… Continuously Variable Transmission(無段変速機)

以 上