このページを印刷する

2000年6月21日

VW社(ドイツ)への当社製ATの納入開始について

自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社(会長兼社長:佐々木健一、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円)は、VW社(ドイツ)及びVW Autoeurope社(ポルトガル)への前輪駆動車用5段変速自動変速機(AT)の納入を開始いたしましたので、お知らせいたします。

当社では、この前輪駆動車用5段変速ATを沼津事業所(静岡県沼津市)で生産しており、2000年5月に同事業所から出荷を開始、今週6月9日から客先組立工場への納入を開始いたしました。

この前輪駆動車用5段変速ATは、1.8〜2.8Lエンジン搭載の中型車:Golf(ゴルフ)、Sharan(シャラン)の4段変速AT搭載車に追加搭載されるものです。

当社は、VW社に対して1995年から、1.4〜1.6Lクラスの小型ヤ:Polo(ポロ)、Lupo(ルポ)、Arosa(アローザ、SEAT(セアト)ブランド)用として、前輪駆動車用4段変速ATの供給を、年間3,000台規模にて開始しており、今回はこれに続くものとなります。

当社では、既に納入している前輪駆動車用4段変速ATでの耐久性、全般的な品質レベルの実績が評価されたとともに、前輪駆動車用5段変速ATの燃費・搭載性・加速性能が大きく評価され、今回の前輪駆動車用5段変速ATの納入につながったものと考えています。こうして我々の努力が結実し、品質に厳しいドイツの自動車メーカーから評価されたことは、大変名誉であり、誇りに思います。

今後、前輪駆動車用4段変速ATと前輪駆動車用5段変速ATを合わせ、安定時には年間売上100億円を超える見込みであり、VWグループとの取引が大きく伸びることを期待しています。

なお、この前輪駆動車用5段変速ATは、日本向けGolf、Sharanにも搭載される予定です。

以 上