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ニュースリリース

ジヤトコ、上海モーターショー2019でe-Axleのコンセプトモデルを公開

CVT(Continuously Variable Transmission:無段変速機)の専門メーカー、ジヤトコ株式会社(社長:中塚晃章、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円、以下ジヤトコ)は、4月18日に上海で開幕する上海モーターショー2019(Auto Shanghai 2019)のプレスデーにおいて、同社が電動車両用パワートレインユニットとして開発したe-Axleのコンセプトモデルを公開しました(ブース番号:5BG025)。e-Axleは、同軸と3軸の2種類で、同軸e-Axleは今回の上海モーターショーでの展示が世界初公開、3軸e-Axleは中国での初公開です。

ジヤトコのe-Axleは、モーターとギアを一体化したユニットで、トランスミッション専門メーカーならではのユニット性能の作り込み技術やギアの設計・加工技術を活かすことにより、高い次元での小型・軽量化と高効率を実現しています。また、累計生産台数1億台を越えるトランスミッション量産実績から培った高い品質と信頼性を特徴としています。

同社では、昨年の北京モーターショーでコンセプトモデルを世界初公開したマイルドハイブリッド車用トランスミッションとともに、車両電動化に伴う様々なお客さまのニーズにお応えするための、電動化対応技術の開発、商品化に取り組んでいます。

ジヤトコブースでは、e-Axle、マイルドハイブリッド車用トランスミッションのコンセプトモデルと共に、同社が中国でも生産しているCVT(Continuously Variable Transmission)のラインナップを展示し、ガソリンエンジン車から電動車両まで、あらゆるモビリティニーズに応える同社の技術を展示しています。

ジヤトコは、中国を同社にとっての重要市場と位置付けてきました。2009年より広州のジヤトコ(広州)自動変速機有限公司で生産を開始、現在の生産能力は年間100万台規模となっています。また、中国における第二の生産拠点として、2018年にジヤトコ(蘇州)自動変速機有限公司を設立し、2019年末の生産開始を予定しています。この新しい生産拠点の年間生産能力48万台、敷地面積は9万6千平方メートルで、中・大型FF車用の「Jatco CVT8」を生産します。社員数は1,000人規模を予定しています。2018年に中国市場で販売された2ペダル車のうち、4台に1台にCVTが搭載されています。

社長の中塚晃章は、「今、自動車産業は大きな変革期の中にあります。トランスミッションの専門メーカーである当社も、強みであるCVTの技術を磨き続けながら、電動化に対応した新たな技術を市場に提供し、様々なモビリティのニーズに対応していきます。中国市場においても、技術力と市場実績に裏付けられた、高い技術力と品質で多様化するお客さまの期待に応え、中国のクルマ社会の発展に貢献し続けます」と語りました。

以上