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ニュースリリース

ジヤトコ、北京モーターショーでの出展について

CVT(Continuously Variable Transmission:無段変速機)のトップシェアメーカー、 ジヤトコ株式会社(社長:中塚晃章、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円、以下ジヤトコ)は、4月27日から一般公開される北京モーターショー(Auto China 2018)に出展します(ブース番号:E34A01)。

 ジヤトコは、軽自動車用から3.5リッタークラスの大型車用までのCVTのフルラインナップを揃える世界で唯一のメーカーであり、常に世界トップシェアを誇っています(2017年CVT世界シェア:37%、当社調べ)。世界で4か国、6拠点の工場でCVTの生産を行っており、昨年10周年を迎えたジヤトコ(広州)自動変速機有限公司では、既に中国市場に投入され、東風日産の「ラニア」や「キックス」などに搭載されている「Jatco CVT7 W/R」を始めとし、ジヤトコCVTシリーズのうち、全世界の販売量の90%を占める「Jatco CVT7」、「Jatco CVT8」といった主要ラインナップを生産しています。現在、年間生産能力は100万台規模となっています。

深刻な環境汚染を背景として、中国では環境規制が厳しくなっていきます。今回の北京モーターショーでジヤトコは、電動化に対するソリューションとして開発したマイルドハイブリッド車用トランスミッションのコンセプトモデルを世界で初めて公開しました。既存のCVTに48Vの電気コンポーネントを組み合わせたマイルドハイブリッド車用トランスミッションは、ストロングハイブリッド用トランスミッションに比べるとバッテリーやモーター等の部品を小型化でき、コストを抑えることができる一方で、十分な燃費改善効果を得ることができます。既に市場に投入されている「Jatco CVT8 HYBRID」と同様の1モーター2クラッチシステムを採用しており、走行中にエンジンを停止し完全に切り離してEV走行することができるため、燃費効率が非常に高くなっています。燃費モード走行でも40%がEV走行となり、燃費が従来型のCVTに対し15%以上向上、中国の2025燃費規制にも対応できます。また、「Jatco CVT8」と全長が同じで、車両を大きく変更することなく搭載することが可能です。

中国市場で販売されている2ペダル車のうち、2016年は5台に1台であった無段変速機(CVT)搭載車は、2017年は4台に1台と増加しており、中国市場におけるCVTの重要性がますます高まっています。

社長の中塚晃章はプレスデーにあたり、「今、自動車産業は大きな変革期の中にあります。トランスミッションの専業メーカーである我々も、強みであるCVTの技術を磨き上げていきながら、その技術をベースに、電動化、自動化等新しい時代のモビリティに対応した新しい価値を提供していくことを目指しています。ジヤトコは、技術力と市場実績に裏付けられた、高い環境性能と動力性能を両立した高品質のオートマチックトランスミッションで、中国のクルマ社会の発展に貢献し続けます」と語りました。