2008年8月8日 ジヤトコ メキシコ社でCVT生産累計100万台を達成
自動車用変速機(AT・CVT(*))の専門メーカー、ジヤトコ株式会社(社長:石田 繁夫、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円)の、メキシコ現地法人ジヤトコ メキシコ社 (略称:JMEX、社長:佐藤 朋由、本社:メキシコ合州国アグアスカリエンテス州アグアスカリエンテス市)は、8月7日(日本時間8月8日)、現地でのCVT生産累計100万台達成の記念式典を実施しました。 ジヤトコは環境対応技術のひとつであるCVTのグローバルな需要拡大に対応するため、新世代CVTの生産能力拡充を図り、同社初の海外生産拠点として2003年4月にメキシコにJMEXを設立しました。JMEXは2005年11月に月産能力3万5,000台の第1生産ライン(グローバルNo.3ライン)が稼動開始、さらに今年4月に第2生産ライン(グローバルNo.5ライン)も稼働を開始し、現在月産能力は5万8,000台となっています。JMEXは、米クライスラーLLC、北米日産会社及びメキシコ日産自動車会社に製品を納入しています。 世界最大規模の自動車市場であるNAFTA圏は、AT・CVTの大市場で、そのNAFTA圏で生産または輸入されている自動車のうち100万台以上にジヤトコ製のAT・CVTが搭載されています。燃費向上や、CO2排出削減効果もあるCVT搭載車の需要は今後増加すると見込まれており、JMEXは当社の更なる成長とグローバルな事業展開にとって重要な製造拠点となっています。 また、ジヤトコは、ベルトCVTについて、1997年に2リッタークラスの中型FF車用を、2002年に3.5リッタークラスの大型FF車用を、それぞれ世界に先駆けて量産を開始しています。当社は、世界で唯一、軽自動車から大型車までのCVTをフルラインナップで提供しています。 (*) Continuously Variable Transmission(無段変速機)の略。基本構造は入力側と出力側2つのプーリーの間を1本のスチールベルトで繋ぎ、各々のプーリーとスチールベルトの接触部分の半径変化により減速比を連続的に変える構造。通常のステップ式(有段変速)ATに比べ、燃費の良さ、変速ショックのないスムーズな走り、加速性能の良さ等のメリットがある。
JMEX生産推移
JATCO Mexico, S.A. de C.V.の概要
以 上
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