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2005年5月16日

第55回自動車技術会賞の受賞について

自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコ株式会社(社長:石田 繁夫、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円)のエンジニア3名が、この度、社団法人自動車技術会から発表された第55回自動車技術会賞において、「論文賞」を受賞いたしました。

自動車技術会賞は、1951(昭和26)年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に設けられたもので、学術貢献賞、技術貢献賞、浅原賞学術奨励賞、浅原賞技術功労賞、論文賞、技術開発賞から成っています。「論文賞」は自動車技術に関係ある優れた論文を発表した個人会員に贈られる賞です。

当社エンジニアの自動車技術会賞受賞は、昨年の『3.5リッターエンジン対応 高トルク容量ベルトCVTの開発』に対する「技術開発賞」に続いて、2年連続となります。

なお、授賞式は本年5月19日(木)に、パシフィコ横浜で開催される自動車技術会春季大会(会期:5月18日(水)〜20日(金))にて行われます。

また、同期間に同会場で開催されます『人とくるまのテクノロジー展2005』に当社ブースを出展いたします(出展概要はこちらをクリック)。

受賞内容は次のとおりです。

(1)受賞論文
『歯面強度に優れた浸炭窒化歯車用鋼の開発』 (← 内容の要旨はこちらをクリック)
(論文掲載誌自動車技術会論文集,2004,Vol.35,No.10)
(2)受賞理由
自動変速機用歯車の小型軽量化に際して、従来より課題となっているピッチング、摩耗といった現象に対し、材料と熱処理の双方の観点から高強度化に取り組むことにより、性能、コストの両面で高い目標値をクリアした画期的な開発である。本開発は更なる小型軽量化に対しての鍵となる重要な技術であると共に、従来採用していた高価な表面処理の廃止も可能となり、コスト低減にも大きく寄与するものである。
(3)受賞者    ※印が当社エンジニア
吉 田    誠 (よしだ まこと) ジヤトコ株式会社
永 濱  睦 久 (ながはま むつひさ) 株式会社神戸製鋼所
田 中  敏 行 (たなか としゆき) ジヤトコ株式会社
新 明  正 弘 (しんみょう まさひろ) ジヤトコ株式会社
渡 辺  陽 一 (わたなべ よういち) 日産自動車株式会社

以 上