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2004年1月9日

JATCO México, S.A. de C.V. CVT生産工場 起工式について


自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコ株式会社(社長:小島 久義、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円)は、メキシコ現地法人である JATCO México, S.A. de C.V. (社長:伊藤 克文、本社:メキシコ アグアスカリエンテス州 アグアスカリエンテス市)の生産工場の起工式を1月8日(現地時間)に行いましたので、お知らせいたします。

当社は、当社初の海外生産拠点設置のため、2003年5月、メキシコに現地法人 JATCO México, S.A. de C.V. を設立し、諸準備を進めてきました。このたび、工場建設準備が整い、起工式の運びとなりました。

本メキシコ新工場は、この1月に本格的に建設工事に着工し、2004年10月に完成、2005年中頃から本格的な生産開始の予定で、中型CVTを生産する予定です。生産立ち上がり初期では、従業員数 約700人、生産能力 約30万台を計画し、2005年に中型FF車用ベルト式CVTの生産を開始する予定です。さらに、今後は、CVT需要の拡大が見込まれるため、将来的には70万台程度まで生産能力を拡充させることを見込んでいます。

当社の新メキシコ工場は、当社がより一層成長し、グローバル化を進めるために、NAFTA圏での生産拠点の基礎を確立するものです。今回のメキシコへの工場進出によって、AT・CVTの最大市場であるNAFTA圏において、AT・CVTの一層の拡販を目指していきます。

当社社長の小島は、メキシコ新工場の起工式内で、次のように挨拶しました。
「メキシコ工場は、当社がより一層成長し、グローバル化を進めるために、NAFTA圏での生産拠点の基礎を確立するものです。今後CVTは、CAFE規制強化対応のため、NAFTA圏での燃費改善のための重要な技術として着実な需要の拡大が見込まれます。当社は、これらのCVTの利点を生かし、グローバル化を加速していきたいと考えます。ここに起工式を迎えられたことに関し、アグアスカリエンテス州政府およびメキシコ日産からの絶大な支援に感謝いたします。」

メキシコ新工場の概要は次のとおりです。

所在地 メキシコ アグアスカリエンテス(Aguascalientes)州アグアスカリエンテス市
(メキシコ日産 アグアスカリエンテス工場隣接地)
敷地面積 約20万u
延床面積 約4.3万u
生産能力 約30万台/年(生産立ち上がり初期)
生産機種 中型FF車用ベルト式CVT
稼動開始 2005年中頃
人 員 約700名(生産立ち上がり初期)
建設スケジュール 2004年 1月  建設工事着工
2004年10月  竣工(予定)

以 上