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2001年3月22日

本機械学会賞の受賞について

自動車用変速機(AT・CVT)の専門メーカー、ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社(会長兼社長:佐々木健一、本社:静岡県富士市、資本金:299億3,530万円)は、日本機械学会賞を当社他3社(当社筆頭)で受賞いたしました。(※本日、社団法人日本機械学会から公表)

日本機械学会賞には、「技術」、「論文」、「技術論文」の3種類がありますが、今回は、『自動車用ハーフトロイダル式無段変速機(CVT)』に関する「技術」についての受賞となります。

当社が日本機械学会賞を受賞したのは初めてのことです。

トロイダル式CVTは、これまでも原理的には19世紀に発明され、世界中の多くの研究機関で研究されてきましたが、実用化がたいへん困難なものとされてきました。これを部品メーカー、オイルメーカー、ユニットメーカー、自動車メーカーなどの多くの技術者が、幅広い技術を一つの目標に向かって結集することにより、実現させたことが評価され、今回の受賞となったと考えています。

このトロイダル式CVTは、当社により世界で初めて量産に成功し、日産自動車株式会社のセドリック・グロリアに搭載され、燃費の向上、応答性の高い運転性と、変速ショックの無い滑らかな走り、力強い加速を実現しています。

日本機械学会賞は同会創立60周年(昭和32年)記念事業の一つとして「日本の機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として昭和33年に設けられ、表彰は毎年4月の通常総会で行われます。

今年度の授賞式は、4月5日(木)に法政大学市ヶ谷キャンパスで行われる通常総会で行われる予定です。

なお、当社は、2000年5月にトロイダル式CVTに関して社団法人自動車技術会「技術開発賞」を受賞しています。

※トロイダル式CVTの画像については、下記アドレスにありますので、ご利用下さい。http://www.jatco.co.jp/PRODUCTS/cvt.html

以 上